6月16日、東京歌会でした。久しぶりの新橋駅。ドラマ「アンチヒーロー」で明墨法律相談所があるとされている建物のロケ地となった新橋駅前ビル1号館、そしてその入り口に鎮座する開運狸の「狸広(たぬこう)」の写真を撮って妻へ。そう、この日はドラマの最終回で、前の週の放送では、あと2話あると思っていたら次が最終回であることに気づいて膝から崩れ落ちていたから、「最終回が終わっても立っていてくれよ」という願いを込めて送った。
東京歌会へは4月から参加してます。5月は文フリ東京の出店と重なって参加できなかったのでまだ2回目。ちょっとは緊張もほぐれてきたと思うけれど、まだまだ評はたどたどしい。ただ、東京歌会に限らず、歌会というものに参加するようになって、明らかに自分の歌は変わってきたと思う。作る時に気にすることも、始めた頃よりたくさん増えた。もっともっと変わっていって、いろんな人や先輩たちに揉まれながら、良い歌を作れるようになったら良いなと思う。
6月21日、「短歌研究」7月号の発売日でした。短歌研究新人賞掲載号だったので、数日前から各SNSでは待ちきれない思いが投稿されてましたね。僕の結果は「最終選考通過」でした。友人が写真付きで教えてくれて、嬉しかったです。もうひとつ嬉しかったのは、誌面で永井駿さんと隣同士に載せてもらえていたこと。もちろん、お互いに受賞を目指してたのでもっと前のページに載っていたかったのですが、でも、なんとなく並んでるのが嬉しくて、「この2人を並べるなんて、わかってる〜!」とか思っちゃいました。笑
まぁ、受賞を逃して悔しかったんですが、こうやって総合誌に載せてもらうことで、これまで歌集を読んでくれた人や、歌集を置いてくださった本屋さん、歌会を一緒にしてくれた人、短歌の話をしてくれた人、気にかけてくれている人、歌友たち、みんなが喜んでくれたら良いな。そしてそれが一番だな、と思ってます。「お、善戦している!」って思ってほしい。あるいは「もっと頑張れ!」って応援して欲しい。その声援の全てに、いつか「受賞」でお返ししたい。いろんな「ありがとう」を思った日でした。