今号では真中朋久さんの選歌欄に載せていただいております。
雨傘を忘れた僕を仄白いケモノが背中でこすっていった
夕方の雨はつ夏の半歩前いつものシャツがよく風を吸う
会社から実家へ向かうこれはまだ帰り道とは呼ばれないもの
ひらいたらビー玉の出る抽斗がこんな僕にもまだあるのです
もう少し居てもいいよと言う母と次いつ来るか言わない息子
ヒトの形に折られた僕を展きよく飛ぶヒコーキに折り直す「塔」2024.8月号
一首目、雨傘の歌は5月に行われた結社の東京歌会で出したもの。選者の方からの評を受けて手直ししました。
さて、今月はついに塔の全国大会。
23年の文フリ京都以来の京都滞在で今から楽しみですが、果たして8月末の京都はどんな気候なんでしょうか。自分としてはやっと夏休みなので、もしかしたら帰りたくなくなって、そのまま旅を続けてしまうかもしれないけれど、それもいいなぁ、なんて思っている。
でも、そういう風に思えるのは、きっとちゃんと帰っちゃうだろうって分かってるからなんだろうな。
でも、帰っちゃうってことは、自分で自分を、信用できていないのかもしれない。
なんてね。
0 件のコメント:
コメントを投稿