2025年2月9日日曜日

【日記43】文学フリマ東京〜紙コップに注いで



12月1日、文学フリマ東京。東京ビッグサイトで行われる初めての文フリ。交通手段がモノレールではなくりんかい線になったため、車内での異常な混雑に見舞われることもなく駅に到着。駅からビッグサイトまでは7〜8分かかるので、戦いの舞台へ向かう感じがあって好き。
最後に来たのはいつだったか。10年以上前のデザインフェスタが最後だったろうか。一目惚れして買ったカバンをいまだに持っている。青いレザーのクールなカバンだ。

ビッグサイトの中は12月だというのに開場前から暑かった。空調が効いているせいもあるが、すでに人の熱気が立ち込めて、僕は早々に上着を脱いでTシャツ姿で自分のブースの設営にあたった。
隣のブースには隣接を申し込ませてもらった鈴木ベルキさんがいるので心強い。彼は私家版の第一歌集『拾わないコイン』と、歌集を作るにあたってnoteに書いていた歌集作りの記録に加筆したエッセイもブースに並べていた。
自分は既刊の3冊とXで募集した質問に陽気に答えたフリーペーパーを。

13時ごろからは小俵鱚太さんも合流して、今年7月に書肆侃侃房から刊行された第一歌集『レテ/移動祝祭日』を、僕のブースで手売りしてくださった。

僕は何度かブースを離れて会場を回ってみたが、詩歌の島を見て回るのがやっとだった。とてもじゃないが全体を回りきることはできなかった。人、人、人、でものすごい混雑だった。
それでもどうにかこうにか欲しいものを手にいれる。

文フリを終えて、仲間たちと打ち上げへ。
文フリに参加し始めてから、ほぼソロ参戦だった僕は、これまで一度も出店者同士で打ち上げをしたことがなかった。だから打ち上げが初めてで、とても嬉しかった。


12月2日、有休を取った。文フリ翌日だったこともあるが、役所でしないといけない手続きがあったので、午前中には家を出る。昼前には済み、とは気楽なday off。地元の飲み屋Tへ行って「平日の明るいうちからビール飲む」をやる。本当にいい歌ですよねぇ。


12月3日、仕事中にインスタを見ると、友人のお店でおでんを出すと知り、仕事帰りに寄ってみた。脇目も振らずに帰って、おでんと瓶ビール。


12月4日、仕事帰りに銀狐へ。僕はいつも鶯谷から歩いていく。そして銀狐でもおでんがあったので、2日連続とはなったが、いただいた。文フリでブースも出していたのに挨拶できなかったことを詫びつつ、手にすることのできなかった「うたよみ」第一号を買うことができた。


12月5日、いつもの飲み屋Tへ。


12月6日、仕事帰りにコンビニで唐揚げくんと缶のハイボールを買って飲みながら帰る。でもなんだか物足りなくて、結局は今日もいつもの飲み屋Tへ。今日の金曜ロードショーは『ホーム・アローン2』らしい。クリスマスが近いからだろう。何度か観たことはあったが、主人公のケビンが家族とはぐれてNYへ行ってしまうまでの、ごったごったしながらも無断のない流れるような展開と演出と疾走感には毎回圧倒される。


12月7日、実家で髪を切ったあと、奥さんと日本橋の傘専門店「小宮商店」へ。職人さんの作った傘を見てみたくて、あわよくば買いたくて。いろいろな商品を手に取りながら店内を見て回る。広げてもいいということだったので、独自構造の折りたたみ傘を開いてしまって元に戻せなくなり、親切な店員さんにレクチャーを受けながらなんとかたたむ。とてもいい傘。たたみ方も美しくて気に入ったが、今日は我慢して店をあとにした。
なんとなく浅草橋まで歩き、居酒屋に入って奥さんとひとしきり飲む。地元に帰ってからも飲み、家について、明日の翌日歌会の準備。


12月8日、翌日歌会。テーマは「動物」の詠み込み。歌会のあとはみんなで買い出しに出かけ、会場をそのまま使っての忘年会。近所のスーパーで買い込んだ惣菜を紙皿に出して、缶ビールやお酒を紙コップに注いで、というのがパーティー感があって嬉しい。
少し早いけれど、2024年の翌日歌会締めくくり。ありがとうございました。


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