冷蔵庫の豚肉と長ネギの青い部分と卵で炒め物を作って、ご飯の上に乗せて食べたら最高だった。夕飯のあとに奥さんがイヤホンでハウスを聴きながら2時間くらいずっと無言でノッていたのも最高だった。きっとここ最近観ていた『地面師たち』のオープニングが石野卓球の音楽だったからだろう。うちの奥さんは昔CDJをやっていて、教えてくれていた師匠もいたらしい。機材は結婚前に手放してしまったけれど、いつかまたやってほしいなって思っている。
8月6日、地元の担々麺屋さん「S」にまたよく行くようになった。そこの店主は、たまに会うとそのたびに趣味が変わる。モデルガンを磨くのにハマってると思ったら、次は軽トラのラジコンの改造、そして最近はハングルの勉強と、会うたびに違う世界の話をしてくれるので面白い。今日もまた肝心の担々麺を食べず、飲むだけ飲んで、餃子と野菜炒め(メニューにない)を食べて帰った。
8月7日、父、退院。6月末からのひと月が永遠のようにも感じられていた。緩和ケア病棟の面談をしに病院を訪れた時、待合室で「京都である結社の全国大会に行きたい」と言ったら母は「行ってきな。どうにかなるよ」と言ってくれた。たった数日とはいえ、呼ばれてもすぐに帰れない場所へ行くのは気が引ける思いだったが、母の言葉で、行くことを決めた。
8月6日、地元の担々麺屋さん「S」にまたよく行くようになった。そこの店主は、たまに会うとそのたびに趣味が変わる。モデルガンを磨くのにハマってると思ったら、次は軽トラのラジコンの改造、そして最近はハングルの勉強と、会うたびに違う世界の話をしてくれるので面白い。今日もまた肝心の担々麺を食べず、飲むだけ飲んで、餃子と野菜炒め(メニューにない)を食べて帰った。
8月7日、父、退院。6月末からのひと月が永遠のようにも感じられていた。緩和ケア病棟の面談をしに病院を訪れた時、待合室で「京都である結社の全国大会に行きたい」と言ったら母は「行ってきな。どうにかなるよ」と言ってくれた。たった数日とはいえ、呼ばれてもすぐに帰れない場所へ行くのは気が引ける思いだったが、母の言葉で、行くことを決めた。
父が退院して、一番のストレスだった病院の医療連携室とのやり取りがなくなったことで、ようやく心が晴れた。父を病院から実家まで連れて帰って、しばらく居て、電車が混まない夕方前に自分の家に帰ってきた。たった半日がやけに長かった。疲れて、でも解放感があって、でも大変なのはこれからなのかな、とかいろんな気持ちと気分と考えがない交ぜになって、気づいたらうつ伏せになってハイボールを飲んでいた。不思議な夕方だった。
8月8日、会社を14時過ぎに出て、実家へ。訪問診療の先生と看護師とケアマネ、支援員とがみんなで家に来てくれることになっていた。途中で短歌特集で話題の「文學界」を手に入れてから電車に乗った。いっぺんに大勢の人が家に来て、親父も疲れるんじゃないだろうかと心配していたが、逆にバラバラに来ないで、全員で予定を合わせて来て用事をいっぺんに済ませてくれたことがすごくありがたかった。こんなにも協力して助けてくれる人がいるんだということが分かって、少し安心した。心がまた少し晴れた。そして気づいたら深夜2時近くまで飲んでいた。
8月9日、飲みにも行かず、会社からまっすぐ帰って徳島の「泊まれる本屋 まるとしかく」さん開催のトークイベントをオンラインで視聴。夏葉社の島田潤一郎さんと秋月圓の秋峰善さんの二人の話に、少しお酒を飲みながら家で耳を傾けた。
8月10日、土曜日、休みの日、朝から晩までずっとだらだらしていた。
8月11日、日曜日、ぼけーっとTwitterを眺めていたら、郡司和斗さんが『遠い感』批評会の席がまだあることをおしらせしていたので、すぐに連絡したら入れるとのことだったので急いで会場へ向かった。行きたいと思いつつも、親父のことがあって当日キャンセルすることになったらと思うと申し込めなかったので、これ以上ない幸運だった。ちゃっかり懇親会も出て、そのあとは少し振り返りたくて、一人地元のいつもの飲み屋「B」へ。
8月12日、月曜日だけど山の日の振替休日で休み。サラダ記念日と中村森さんの歌に思いを馳せていたらすっかり1日が終わりかけていた。
8月13日、結社誌「塔」8月号が届いてることを見越して、どこにも寄らずに家に帰った。期待通り、ちゃんと届いていたので、それを連れていつもの飲み屋「B」へ。
8月14日、最近、座ってられないほど体の調子が悪く、湿布を3枚貼って眠る。
8月15日、「文學界」は短歌特集以外のページも面白くてのめり込んだ。巻頭作品の川上弘美「くぐる」はすごく面白かった。とても不思議な読み心地。
8月16日、またしても「文學界」の話になるけれど、川上未映子のインタビュー「才能を見逃さないために」を電車の中で繰り返し読んだ。
8月17日、実家へ親父の様子を見に。奥さんも来てくれた。ありがとう。親父はどうやら社会復帰することを考えているようだ。落ち着け。実家をあとにして、疲れ果てたのでいつもの飲み屋「T」へ。お店のテレビで甲子園準々決勝「早実vs大社」が流れていて、店主と常連さんとワイワイ観戦。9回裏、早実の守備、痺れた。
8月18日、先日「七月堂」で手に入れた峯澤典子『ひかりの途上で』を読む。夜に降った真新しい雪の暖かいところを掌にすくってきて包んだような装幀が美しい。
8月19日、ちょっと前から、奥さんが「ぎーんのリューのせにーのーおってー」と歌っているので、何かと思ったら『Dr.コトー診療所』を観たいのだそうだ。観たらええがな。
8月20日、初めて丸亀製麺のうどーなつを食べた。モチモチで美味しかった。そして高瀬隼子『水たまりで息をする』を読む。主人公・衣津実(It's me?)が、自分の夫が風呂に入らなくなったことに気づいて、物語は始まる。夫は、水がくさくて痛いという。今までは平気だったのに、なぜ急に水を嫌がるようになったのか。きっかけとなったであろうエピソードはあるものの、どうしてそうなってしまったかは衣津実にも、おそらく夫本人にも分からない。でも、今まで普通にやってきたことがなんの疑問も持たずに続けてきたことが、ある日を境に、というよりはなんとなく急に嫌になって、その気持ちに歯止めが効かなくなってしまうのは、なぜかすごくよく分かる気がした。理解したというよりは身に覚えがある、という感覚。まだ1度読んだだけなので、もうちょっと、もう何回か読んでみたい。
8月21日、スーパーにお米がない。近所でお米が売ってない。困ったなぁ。うちもちょうどお米が切れて、ただ日常のお米が欲しいだけなのに。
8月22日、担々麺屋「S」へ。初めて店主の炒飯(メニューにない)を食べた。これ、これです、こういう炒飯が食べたかったのです!!というくらいの美味しさだった。もともと中華レストランに勤めていたので、中華はもちろん料理人としての腕がめちゃくちゃある人。普段は担々麺屋さんとしてメニューを絞っているのだけれど、ちょっと本気出すとすぐ人の心と胃袋掴んでくるところ、にくいぜ。帰りにアイス食べる。
8月23日、月末の京都での結社の全国大会では、ボランティアもやる予定。炎天下で駅からシャトルバスまでの道を案内するので、よし、と思って出勤時に久々に一駅(30分)歩いた。着替えのティーシャツを持って行って良かった。でも、ちょっとだけ8月の初めの頃に比べたら風が出てきたかな。朝晩はほんのり涼しいです。

疲労と解放感でうつ伏せで飲んだハイボール
8月8日、会社を14時過ぎに出て、実家へ。訪問診療の先生と看護師とケアマネ、支援員とがみんなで家に来てくれることになっていた。途中で短歌特集で話題の「文學界」を手に入れてから電車に乗った。いっぺんに大勢の人が家に来て、親父も疲れるんじゃないだろうかと心配していたが、逆にバラバラに来ないで、全員で予定を合わせて来て用事をいっぺんに済ませてくれたことがすごくありがたかった。こんなにも協力して助けてくれる人がいるんだということが分かって、少し安心した。心がまた少し晴れた。そして気づいたら深夜2時近くまで飲んでいた。
8月9日、飲みにも行かず、会社からまっすぐ帰って徳島の「泊まれる本屋 まるとしかく」さん開催のトークイベントをオンラインで視聴。夏葉社の島田潤一郎さんと秋月圓の秋峰善さんの二人の話に、少しお酒を飲みながら家で耳を傾けた。
8月10日、土曜日、休みの日、朝から晩までずっとだらだらしていた。
8月11日、日曜日、ぼけーっとTwitterを眺めていたら、郡司和斗さんが『遠い感』批評会の席がまだあることをおしらせしていたので、すぐに連絡したら入れるとのことだったので急いで会場へ向かった。行きたいと思いつつも、親父のことがあって当日キャンセルすることになったらと思うと申し込めなかったので、これ以上ない幸運だった。ちゃっかり懇親会も出て、そのあとは少し振り返りたくて、一人地元のいつもの飲み屋「B」へ。
8月12日、月曜日だけど山の日の振替休日で休み。サラダ記念日と中村森さんの歌に思いを馳せていたらすっかり1日が終わりかけていた。
8月13日、結社誌「塔」8月号が届いてることを見越して、どこにも寄らずに家に帰った。期待通り、ちゃんと届いていたので、それを連れていつもの飲み屋「B」へ。
8月14日、最近、座ってられないほど体の調子が悪く、湿布を3枚貼って眠る。
8月15日、「文學界」は短歌特集以外のページも面白くてのめり込んだ。巻頭作品の川上弘美「くぐる」はすごく面白かった。とても不思議な読み心地。
8月16日、またしても「文學界」の話になるけれど、川上未映子のインタビュー「才能を見逃さないために」を電車の中で繰り返し読んだ。
8月17日、実家へ親父の様子を見に。奥さんも来てくれた。ありがとう。親父はどうやら社会復帰することを考えているようだ。落ち着け。実家をあとにして、疲れ果てたのでいつもの飲み屋「T」へ。お店のテレビで甲子園準々決勝「早実vs大社」が流れていて、店主と常連さんとワイワイ観戦。9回裏、早実の守備、痺れた。
8月18日、先日「七月堂」で手に入れた峯澤典子『ひかりの途上で』を読む。夜に降った真新しい雪の暖かいところを掌にすくってきて包んだような装幀が美しい。
8月19日、ちょっと前から、奥さんが「ぎーんのリューのせにーのーおってー」と歌っているので、何かと思ったら『Dr.コトー診療所』を観たいのだそうだ。観たらええがな。
8月20日、初めて丸亀製麺のうどーなつを食べた。モチモチで美味しかった。そして高瀬隼子『水たまりで息をする』を読む。主人公・衣津実(It's me?)が、自分の夫が風呂に入らなくなったことに気づいて、物語は始まる。夫は、水がくさくて痛いという。今までは平気だったのに、なぜ急に水を嫌がるようになったのか。きっかけとなったであろうエピソードはあるものの、どうしてそうなってしまったかは衣津実にも、おそらく夫本人にも分からない。でも、今まで普通にやってきたことがなんの疑問も持たずに続けてきたことが、ある日を境に、というよりはなんとなく急に嫌になって、その気持ちに歯止めが効かなくなってしまうのは、なぜかすごくよく分かる気がした。理解したというよりは身に覚えがある、という感覚。まだ1度読んだだけなので、もうちょっと、もう何回か読んでみたい。
8月21日、スーパーにお米がない。近所でお米が売ってない。困ったなぁ。うちもちょうどお米が切れて、ただ日常のお米が欲しいだけなのに。
8月22日、担々麺屋「S」へ。初めて店主の炒飯(メニューにない)を食べた。これ、これです、こういう炒飯が食べたかったのです!!というくらいの美味しさだった。もともと中華レストランに勤めていたので、中華はもちろん料理人としての腕がめちゃくちゃある人。普段は担々麺屋さんとしてメニューを絞っているのだけれど、ちょっと本気出すとすぐ人の心と胃袋掴んでくるところ、にくいぜ。帰りにアイス食べる。
8月23日、月末の京都での結社の全国大会では、ボランティアもやる予定。炎天下で駅からシャトルバスまでの道を案内するので、よし、と思って出勤時に久々に一駅(30分)歩いた。着替えのティーシャツを持って行って良かった。でも、ちょっとだけ8月の初めの頃に比べたら風が出てきたかな。朝晩はほんのり涼しいです。
疲労と解放感でうつ伏せで飲んだハイボール
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