2025年2月13日木曜日

【日記47】元日〜思いつつ



1月1日、元日。結婚記念日である。毎年買っている押田洋子さんのカレンダーを2025年の新しいものに掛け替える。1月の絵はパリの緑あふれる地下鉄の入り口。素敵だ。
コーヒーを淹れて、年末から読んでいる吉川宏志さんの『雪の偶然』を。
11時ごろにお雑煮を作って食べる。年末に買っておいた日本酒も開ける。
少し散歩をして、ネプリ「ひととせ」を出してくる。


1月2日、朝に地元の神社に初詣。お稲荷さんの鳥居の脇にセンリョウが赤い実をつけている。帰ってから中村達さんの『私が諸島である カリブ海思想入門』を読む。夕方からは実家へ。すき焼き。一年に一回の、ありがたいすき焼きである。


1月3日、妻の実家へ。義父が昔から大事にとってあるボードゲームで遊ぶ。そして、人生初の花札を。月見で一杯が出来上がって喜ぶ。


1月4日、いつもの飲み屋Tが仕事始めのため、昼から押しかける。13時から飲むビールってなんでこんなに美味しいんでしょうね。まぁ、夜のビールも美味しいけどさ。分厚い豚ロースでポークジンジャー作ってくれて、デミグラスソースでもはや姿が見えなくなって「おーい、ハンバーグさーん、どこー?」なんて声かけそうになっちゃったハンブルグステーキ!もいただく。


1月5日、新年最初の歌会へ、念願の風凛歌へ。一部は歌会、二部は新年会。とある歌人が腕を振るってくれて、出てくる料理がどれも絶品。日本酒の品揃えが抜群のお店だったので、歌会の最中から少しチビチビといただいてました(主催者からOK出ていたので)。でも食事中はほとんどビールだったな。なんたってブラウマイスターなので、美味しくて美味しくて、つい何杯も。その都度、しっかりと丁寧にサーバーから注いでくれた店主の青山さん、ありがとうございました。
そしてピアノでの生演奏ライブ。途中、親父のことを思い出して泣きました。でも、涙を見られたのが、その日そこに集まっていた人たちでよかった。涙腺がこのところやばいですね。


1月6日、仕事始め。特に仕事始めらしい慌ただしさも、逆にまったりさもなし。夜にアイス買って食べる。


1月7日、なんもない日。写真も撮ってないし、予定も書いてない。


1月8日、お店の閉店作業のため横浜へ。少し早く行って、川を見る。いつも橋の上を通るだけだったので、川岸に降りて、近くまで行ってみた。光がたくさんある。冬の光。


1月9日、引き続き横浜。
お昼はフードコートで讃岐うどんを。鶏天を入れて天かすと胡麻を大量にかける。
19時前に地元に帰ってこられたので、ビール。


1月10日、動き出さなければ、ということで、動き出す。退職の意向を伝える。


1月11日、夕方に急にハムカツを買ってきて、ふにゃふにゃになった衣をしっかり復活させてから、千切りキャベツやらマヨネーズやらをちゃんと用意して、すごく丁寧にハムカツを食べる。大家さんがくれた芋焼酎をソーダ割りにしてレモンを絞る。年末に買ったグラスがとてもいい。買ってよかった。嬉しい。


1月12日、塔の社員総会&シンポジウム。そう、塔は一般社団法人なので、社員総会があるのだ。総会は社員のみ参加なので、そのあとのシンポジウムから参加する。
シンポジウムの前半は雁部貞夫さんによる講演「青春のアララギー昭和短歌の確立ー戦後最盛期の選者たち」、後半は梶原さい子さん、宮地しもんさん、松本志李さんによる鼎談「2024年の歌集を読む」だった。
前半の講演は、僕の全然知らない時代のことで興味深く、雁部さんの語り口も軽快で、ちょっと裏話ありで会場には笑いが起こっていた。
後半の鼎談は好きな歌集ばかり。取り上げた歌集の著者の方も会場参加しており、例年にない参加人数で盛況だったようだ。

シンポジウム後は移動して打ち上げの会。雁部さんや歌集の著者の方々も参加して賑やかになる。初めて会う塔の先輩にも挨拶したりお話をすることができたりして宝物みたいな時間だった。主宰の吉川さんにもご挨拶できた。


1月13日、成人の日でありがたい休日。
昨日のシンポジウムや打ち上げでのことを思い出しながら、コーラにレモンを絞って飲む。そのうちお酒に変わるだろうなぁなんて思いつつ。

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