鈴木ベルキ『拾わないコイン』
小関茂『宇宙時刻』
9月7日、いつも歌会で使っている場所が抑えられなかったので、力を貸してもらえないかと友人のお店に久々に顔を出す。
「ここで短歌の会やってもいい?」
「短歌ですか? いいですよ」
「10時すぎくらいから準備したいんだけど、めちゃくちゃオープン前だけど大丈夫?」
「前日からお酒抜いときます」
ざっとこんな感じで快諾してもらえたので、無事に開催できそう。
会場を押さえられて安心したせいか、それから良く食べて良く飲んだ。カウンターで隣に座った知り合いとも話が弾み、長居した。
9月8日、前日にちょっと飲み過ぎたせいか、朝から家のことをしつつもぼーっと過ごしていた。暑くて暑くてたまらなくて、本屋にでも行こうと思っていたのに外に出られず、日が傾いた頃にようやく近所のスーパーまで出かけてつまみだけ買って帰って来た。
9月9日、仕事帰りに、好きな本屋さんに取り寄せをお願いしていた小関茂『宇宙時刻』を取りに行く。お店に入るなり、カウンターの上にすっと本を用意してくれて、遠くから青い装丁が目に入った。綺麗な装丁。ブックカバーで包んでしまうのがもったいないほど。少し店主さんとも話し、僕の次の歌集の話に。毎年3月に作っているという話をしたら「それに合わせて何かやりましょう!」と言ってくださった。「頑張ります。そして、頑張れます」と僕は返した。
家に帰ったら鈴木ベルキさんの歌集『拾わないコイン』が届いていた。早速開けて、嬉しくて、京急富岡の瀾書店さんで奥さんが友達になった(購入した、の意)わんちゃんの置物と一緒に写真を撮った。
9月10日、お店の棚卸しに駆り出され、少し遠出。横浜の先の方まで行って、朝から黙々と自転車用品を数える。普段のデスクワークから解放されて、いい気分転換になった。少し早く地元に帰ってこられたので、コンビニでちょっと良い缶ビールと鶏つくね串を買って歩きながら食べる。いよいよ月詠の投函リミットが迫り、夜遅くまでノートに向かう。あと一首、決まりそうで決まらない。
9月11日、結社の歌会の詠草締め切り前夜である。やばいと思ってサイゼリヤへ駆け込む。困った時は、サイゼリヤに自分を閉じ込めて家に帰さない。どうにかこうにかひねり出して詠草受付担当者にメールで送り、ようやくちゃんと夕ご飯を食べる。
帰ってからは月詠。あと一首が決まらず持ち越し。
9月12日、月詠あと一首をひねり出すため、出社の際に一駅歩く。汗だく。ひねり出せませんでした。でも、仕事の休憩中と帰りにどうにかひねり出し、夜に清書。封筒に入れて、翌日出すのを忘れないようにテーブルに置いて寝る。
9月13日、大好きな女優・村川絵梨さんのお芝居を観に中野富士見町駅からほど近い「ニュー・サンナイ」へ。スナックや飲み屋が並ぶ地下にある、劇場とバーが併設されたお店。舞台と客席の席が近く、そして二人芝居ということもあって、「お芝居」というものを間近に感じられてすごくよかった。しっかり観たかったので、お酒は飲まずにコーラで我慢。特製ステッカーがもらえるというので、ポップコーン(800円!ラグビーW杯の時のハイネケンより高いっ!笑)も買ってしまった。でも良いお金の使い方だと思った。ひょっとして今日のこの観劇は推し活かもな、とも思った。村川絵梨さんと一緒に出ていた岸本鮎佳さんもすごく良くて、あぁ、ファンになってしまいました、という感じ。
帰って来たら「塔」9月号が届いていました。今回は5月の神宮球場での吟行で作った一連が載っているので、日記とは別に、またいつものようにブログに載せます。
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